Design Approach / Entrance / Entrance Hall / InnerPlan
APPEARANCE
コンクリート打ち放しの壁面が、伸びやかに空へと向かう外観。地上10階建ての力強さや凛としたシャープな壁面が、堂々たるゆとりを感じさせます。シンメトリーに開口が並ぶ無駄のないミニマルデザインは、普遍的な美を醸し、麻布十番の街へと影響を与え続けるはずです。
ENTRANCE
アプローチ周辺は、四季折々の表情を浮かべる植栽が息づく空間。安らぎをもたらしつつも、通りからの視線を程よく遠ざけます。そして、床に敷かれた御影石の先に門を構えるのがエントランス。スタイリッシュな照明演出と共にゆとりを持って開かれ、住まう人を心穏やかな日常へと導く迎賓の場です。
ENTRANCE HALL
スケール感のある天井高と柔らかな光を取り込む大開口が、建物の顔としての威厳を放つホールです。コンクリート打ち放しと大きなタペストリーガラスを組み合わせた壁面やトラディショナルモダンな椅子に加え、久住有生による左官仕上げのアートワークを配置。和洋の異なるテイストが心地よく融合し、毎日の始まりと結びをドラマチックに演出します。
左官
久 住 有 生 (くすみ なおき)
【PROFILE】
1972年、兵庫県にて祖父の代から続く左官の家に生まれる。様々な職人の下での修行を経て、1995年に「久住有生左官」を設立。以来、歴史的建造物の修復や商業・教育関連施設の内装や外装に携わる一方、多数のアート作品を発表。伝統的な左官技術と独創的なアイデアを融合させた作風は、国内外で高く評価される。
INNER PLAN
玄関を開けた瞬間に心躍る、空間を大胆に使用したLDKと優しい光と風を呼び込む大開口。各プランに眺望の良さを生かしたプランニングが施され、広々とした奥行き2mのバルコニーでは穏やかな時間が流れます。上層部は天井が高くなるほか、B2、3-typeにはビューバスを配すなど、非日常的な都会のリゾートを思わせる贅沢な空間です。