Architect Ryuichi Sasaki ・Rieko Okumura(S.A.A.O)

建築家 佐々木 龍一

【PROFILE】

1970年、東京都に生まれる。1994年にイリノイ工科大学建築学科卒、1995年にコロンビア大学大学院修士。卒業後はニューヨークAsymptote Architecture、久米設計を経て株式会社佐々木設計事務所に入所し、2006年から同代表取締役。SDレビュー入選、欧州リーフ賞入選、ICONIC賞、イギリスARアワード入賞、WAF賞入選、ドイツデザイン賞、グッドデザイン賞など多数受賞。一級建築士・米国建築家協会国際会員・日本建築家協会会員・日本建築学会会員。

建築家 奥村 梨枝子

【PROFILE】

1977年、大阪に生まれる。小学校をベルギー・ブラッセル、高校生活をオーストラリア・シドニーで過ごす。2000年、津田塾大学卒業。2009年、武蔵野美術大学卒業。2011年から個人事業として活動。2014年にATELIER O 一級建築士事務所を設立。2018年、合同会社 YTRO DESIGN INSTITUTE一級建築士事務所に改組。欧州リーフ賞入選、WAF賞入選。ICONIC賞、ドイツデザイン賞など多数受賞。一級建築士・宅地建物取引主任者・武蔵野美術大学非常勤講師。

UNIT[S.A.A.O]

コラボレーションとして2012年の商業空間を皮切りに、現在まで9件を手掛けています。二人の明確な役割分担を作らず、その都度スタイルから築き上げる形をとっています。お互いが刺激を与え合い化学変化を起こすことで、決して一人では創造しえなかったクリエイティビティを発揮できるのがこのユニットの強みです。

Design concept

今回のプロジェクトもシンプルな形を使って、建物とミニマルアートとの関係性を追求していました。アイコンとしたのは目の前に咲く桜です。建物の外観の1階から8階まで真ん中にアルミ光輝材という金属プレートを埋め込み、桜と街の様子が写り込むようになっています。写り込みの様子は季節によって様々に変化し、その表情の違いを楽しむことができます。縦にすっと写り込みが通る様は、コンクリート打放しの中に程よい軽やかさを与えてくれるのではないでしょうか。インパクトのある姿は、街の中に佇む彫刻のような存在になってくれると思います。

室内(Cタイプ)は、玄関のドアを開けると、土間のようになっている廊下から開口までストンと突き抜けるギャラリーのような空間になっています。すっきりとした広さを感じることができるようにと、8階建では珍しい柱や梁の凹凸が表れない構造形式にしました。ここはこだわった部分のひとつです。また、開口は正方形を多用しています。路地空間のような室内廊下にもリズミカルに並ぶ開口を配置し、そこから外光が落ちてきます。正方形を通して都市を感じるというテーマが込められています。ここに住まうことで、他ではできない体験を楽しんで欲しいですね。

Works

スカンジナビア政府観光局
スカンジナビア政府観光局
Flamme 上野ガスショールーム
Flamme 上野ガスショールーム
Aoyama 346
Aoyama 346
Primegate 高田馬場
Primegate 高田馬場
Modelia Colors WAKAMATSUCHO
Modelia Colors WAKAMATSUCHO
Modelia Days WAKAMATSUCHO 受賞履歴

German Design Award 2018
ICONIC AWARDS 2017 THE AMERICAN
ARCHITECTURE PRIZE 2017

Modelia Days GOKOKUJI Modelia Days GOKOKUJI
Modelia Days GOKOKUJI
Modelia Days GOKOKUJI 受賞履歴

World Architecture Festival 2018
German Design Award 2018 ICONIC AWARDS 2017
International Design Awards 2017
LEAF AWARDS 2017

Modelia Days NAKANOBU
Modelia Days NAKANOBU
Modelia Days NAKANOBU 受賞履歴

International Design Awards 2016
German Design Award 2017
ICONIC AWARDS 2016

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