Architect Michio Kinoshita
建築家 木 下 道 郎
【PROFILE】
□1951年、神戸市に生まれる。□1975年に横浜国立大学建築学科を卒業。□1978年、大学院修士課程を経て、共同でワークショップを設立。東京建築士会住宅賞やディスプレイ産業奨励賞など数々の入賞を果たす。□1995年、有限会社木下道郎ワークショップを設立し代表取締役に就任。近年も「Court Modelia 表参道/ANNEX」でグッドデザイン賞を受賞するなど、常に新しい着想で建築に挑戦し続け活躍。□2018年に手掛けた「ESCENARIO 青葉台」をはじめ、現在に至るまで多数のESCENARIOシリーズに携わる。
Design concept
古くからの町名が今もなお使われている市ヶ谷は、由緒正しい空気感と入り組んだ街並みが、独特の情緒を醸し出しています。そうした都会的な複雑さを思わせるバリエーションに富んだプランが組み合わさることで、このエスセナーリオ市ヶ谷は成立しています。
蔵のような中2階スペースや斜屋根を利用したロフト、壁の両面がガラス張りとなる畳敷きの居室など、各プランが持つ個性を活かす工夫を凝らしました。また、皇居のお濠から坂を上がった場所に立地しているのも魅力です。すべてのプランを角部屋もしくは2面開口としていて、豊かな自然光はもちろんのこと、上層階では眺望も楽しんでもらえると思います。これらを実現するのに3年以上もの歳月がかかり、モデリア/エスセナーリオシリーズの中でも、特に実現が難しかった物件です。住みこなすには色々と工夫を凝らさなければなりません。だからこそチャレンジ精神を持って、ここでの暮らしを楽しんでいただきたいですね。
Works
GOOD DESIGN AWARD
2008,2009,2010,2012,2017
Court Modelia NAKAMEGURO
/
Colesso JIYUGAOKA
Modelia Brut KITASANDO
/
Modelia Brut YOYOGIUEHARA
Court Modelia OMOTESANDO